メイクをするときに便利なメイクブラシ。複数本持っている人もいるでしょう。使っていると、だんだんと汚れが気になってきます。
「メイクブラシって洗っていいの?」
「どうやってお手入れするの?」
よく寄せられる疑問に、熊野筆のトラディショナルな技巧と、洗練されたデザインが融合した新時代のブラシブランド「SHAQUDA」がお答えします。正しいお手入れ方法を知り、メイクブラシを良い状態でキープしてください。
メイクブラシの基本的なお手入れ方法
メイクブラシの洗浄頻度とタイミング
普段のお手入れは、使った後に、ティッシュ(ウェットティッシュも可)やタオルで穂先に残った化粧材を拭き取ります。
メイクブラシは、使用頻度にもよりますが、だんだんと色が残ったり、毛が汚れで固まったりします。「洗ってはいけないのだと思っていた」とおっしゃる方がいますが、天然毛・人工毛のブラシとも洗ってOKです。
毛を洗うと毛先が傷んでしまうので、天然毛のブラシの場合は、3カ月に1回程度をおすすめしています。ただし、肌当たりが悪いなと感じたり、メイクの仕上がりがよくないと思ったりしたタイミングで洗浄してください。洗浄した後は、元の形が崩れてしまいやすいので注意が必要です。
メイクブラシ専用クリーナー(洗剤)の選び方
簡単なデイリーのお手入れには、スプレータイプのクリーナーを、使用頻度が高くしっかり化粧材がついてしまうブラシには、SHAQUDA製の専用クリーナーをお勧めしています。
■スプレータイプのクリーナーの特徴
メイクブラシの汚れを落とすための、専用のクリーナーが多数販売されています。中でもブラシの表面の簡単なお手入れに使えるのが、速乾性のある揮発成分入りスプレー。毛の奥までは落とせませんが、表面の汚れを落とすことで、肌当たりのよい清潔な状態を保てます。揮発性と速乾性を備えていてよく汚れが落ちるのですが、天然毛の油分まで取り去ってしまったり、軸の部分の塗装まで剥げてしまったりする難点があるので、洗浄力の強さには注意が必要です。
■SHAQUDAオリジナルクリーナーの特徴
ファンデーションブラシやパウダーブラシのように、しっかり化粧材がついて、使用頻度も高いブラシには、SHAQUDAオリジナルの、アルコールベースの専用クリーナーをおすすめしています。スプレーするだけという手軽さで、クリーナー液が毛先の汚れを落とし、優しく拭き取るだけで簡単にお手入れが完了します。主成分がアルコールなので、短時間で乾燥し、毛の芯や軸も傷めません。
SQ-DB
SHAQUDA Daily Brush Cleaner
シャクダデイリーブラッシュクリーナー
2,420 円
メイクブラシの洗い方と乾かし方
メイクブラシの基本的な洗い方
■普段のお手入れ方法
普段は、ティッシュなどで拭ったり、速乾性のあるスプレーを使ったりしてお手入れをしてください。
石鹸やシャンプー、ブラシ専用洗剤などは、スプレータイプで取り切れない汚れを落としたいときに使って、洗浄します。
■デイリー洗浄
起毛タイプのタオルやコットン、ティッシュに、専用クリーナーをスプレーします。
その上で穂先の汚れを拭き取ります。汚れがひどい場合は穂先に直接スプレーしてふき取ってください。
毛先を整えて、立てて乾かしてください。
■汚れがひどい時のお手入れ方法
ぬるま湯をいれた洗面器にシャンプーを溶かし、穂先を振り洗いし、しっかり汚れを洗い流します。
タオルで水気をしっかり拭き取り、穂先の毛並みを丁寧に整えます。
タオルの上に置いて自然乾燥させてください。季節によっては、乾くまで2~3日かかります。
■洗顔石けん洗い
リキッドファンデーションなどの油分が多い化粧材を洗うときは、洗顔石けんを使って直接洗います。穂先の部分にしっかりと水分を含ませたら、濡らした穂先に、石けんを適量なじませます。手のひらで円を描くようにくるくる泡立てたら、流水でしっかりすすぎます。水気が残らないよう、穂先をしっかりしぼって乾かします。
メイクブラシの乾かし方
せっかくブラシを洗浄しても、適切に乾かさないと、穂先に変な癖がついてしまいます。
洗浄したブラシは、優しく水分を拭き取り、穂先の形を丁寧に整えて、タオルの上に寝かせたり、ブラシ立てやコップなどに立てたりして乾かしてください。
クリーナー(洗剤)の選び方と使用方法
メイクブラシに適したクリーナー(洗剤)
シャンプー(トリートメント)、洗顔用せっけんは、適度な洗浄力があります。品質表示を見て、天然毛に優しい成分が含まれているものを使用してください。
メイクブラシに適さないクリーナー(洗剤)
台所用洗剤は、シャンプーと違って洗浄力が強いので、毛に含まれる油分まで取り去ってしまいます。使わないようにしましょう。
メイクブラシのお手入れで肌を守る
毛質を保つためのポイント
特にリキッドファンデーションやクリーム状、ジェル状の化粧材は、頻繁に使用すると、毛先にべったりとついて固まって、肌当たりの良さや本来の毛の柔らかさを失ってしまいます。そのままにしておくと、本来のメイク力を発揮できなくなり、衛生的にもよくありません。
定期的に適切な洗浄をすることで、天然毛はよい状態で長持ちします。化粧材ののりが悪い、仕上がりが違うと感じたら、穂先をチェックしてみてください。
洗浄とお手入れで肌トラブルを防ぐ方法
メイク道具は清潔に保つことが一番重要です。化粧材がついて穂先が固まったままだと、毛先が肌に当たったときに刺激を与え、衛生的にもよくありません。適度な頻度で、適切な洗浄を行い、常に気持ちのよいブラシの肌当たりをキープしましょう。
まとめ
せっかくメイクブラシを使ってメイクをしているのですから、ブラシの持つ力が最大限発揮できるよう、適度な頻度でブラシ洗浄してください。ブラシクリーナーは国産、海外産とたくさん市販されていますが、天然毛のブラシの場合は、優しい洗剤で洗浄してください。メイクブラシは丁寧に扱うことで、長く、高いメイク力を発揮してくれます。